あなたの笑顔と好きが欲しい





あたしのことを褒めまくったと思ったら今度は不安げに、

「俺、沙羽の前だと素になっちまうから、多分お前の思ってるような奴じゃねぇよ…?俺、クールでもねぇし、お前が思ってるよりかは喋るし…」


確かに、今日はすごくよく喋ってる。


あの告白した日からは想像をつかないくらいに。


でもね?


「あたしが憐君を好きになったきっかけは憐君の笑顔だから。…だから、ね?素の憐君の方が好き、だよ…。」