「良かったじゃん」 隣でそう呟いたのは、澄香の親友、絢だった。 絢は澄香の友達で唯一澄香が颯太のことが好きだと言うことを知っている。 澄香の良き相談相手だった。 澄香は絢の呟きに頬が熱くなるのを感じた。 「なぁに赤くなってんのよ」 「な、なってない!」 「無理すんなって」