☆ダブル☆ラブ☆ゲーム

私がビックリしてると真哉はそのまま私の腕を掴んだまま歩き出した。



「やっ・・・ちょっ・・・そんな連行みたいな連れ去り方しないで」



本当に無理矢理なんだからぁー。



てかクミは?置いてきていいの?



私が真哉と二人で買出しなんて、後で何言われるか!



「真哉!クミは!?」



思ってるよりも言葉で聞いた方がマシだと思って聞いてみる。



「太陽と話してるよ」



「え?そうなの?」



なら大丈夫かな・・・?



あー携帯持ってたらメールで聞けたのにぃー。



まぁあとで何か言われたら強制的に連れていかれたって言っておこう。



そう頭の中で考えて自分を納得させてみた。



「ゆづ、おせーよ。ホラ」



くるりと真哉が私の方を振り向くと、掴んでいた腕を離して今度は手を繋いできた。



「え!?」



ビックリする私から視線を外し、また歩き出した。