「ごめん真哉・・・さっきは」



私はやっと謝れた。



「なに謝ってんの?お前悪くねーし」



「いやぁ~でもさぁ~」



「はい!もうこの話はおしまい!俺もう一本飲み物買ってくるわー愛斗、行こうぜ」



「あ、うん」



真哉は立ち上がり、私の頭をポンと叩いて愛斗と去って行った。



「あーあ。行っちゃった」



「いやいや同じクラスだからまた会えるし」



クミが残念そうに言った言葉にすかさずマイミが突っ込んだ。



「え?なにそのやり取り」



私は不思議そうに聞く。



「なんかクミがさっきのバスケで須堂くんにホレたんだってぇ」



マイミが鏡でつけまの具合を見ながら話した。



「え?そうなの?クミ」



「えーだって超カッコよくなぁい??」



マイミにつられてか鏡を見ながら嬉しそうに話すクミ。



マジ?



「私は桜井くん派だなぁ~。柚月すぐに追いかけた姿にグっと来た」



マイミがリップを塗りながらニヤニヤと笑う。



マジですかっ!?



「私はやっぱ彼氏が一番っ♪」



ミウは単にノロけた。