「愛斗!次二年の番だぞ!」
テニスコートから一人の生徒がフェンス越しに愛斗に向かって叫ぶ。
「今行く!」
叫び返すとクルっと私を見た。
「ゴメン柚月、行くね。引き止めといて悪い」
「ううん。いいよ!頑張って!」
「コレ捨てといてもらっていい!?」
そう言うと飲みかけのジュースを手渡してきた。
受け取るとまだ重かった。
「まだいっぱい入ってるじゃん!」
「よかったらあげる!じゃあまたね」
爽やかな笑顔を残して立ち去る愛斗の後姿をしばらく見送る。
あげるって・・・
飲みかけだよ
別に意識する必要ないけど
間接キスってヤツだよ?
愛斗はなんとも思わないんだね。
テニスコートから一人の生徒がフェンス越しに愛斗に向かって叫ぶ。
「今行く!」
叫び返すとクルっと私を見た。
「ゴメン柚月、行くね。引き止めといて悪い」
「ううん。いいよ!頑張って!」
「コレ捨てといてもらっていい!?」
そう言うと飲みかけのジュースを手渡してきた。
受け取るとまだ重かった。
「まだいっぱい入ってるじゃん!」
「よかったらあげる!じゃあまたね」
爽やかな笑顔を残して立ち去る愛斗の後姿をしばらく見送る。
あげるって・・・
飲みかけだよ
別に意識する必要ないけど
間接キスってヤツだよ?
愛斗はなんとも思わないんだね。
