☆ダブル☆ラブ☆ゲーム

「あ、明日も会いたいって言われて・・・抱きしめ・・・られた」



そう真哉に告げるとカァーっと顔が赤くなっていくのが分かった。



真哉は私の言葉を聞いてしばらく黙ると、グイっと強引に体を引き寄せて抱きしめてきた。



「なっ・・・真哉!?」



終電前と言ってもここは駅の改札前。



当然人通りは多く、通り過ぎる人みんな横目で私達を見ている。



抱きしめられた事よりもそっちの方が恥ずかしくて必死でもがく。



でも真哉の腕の強さはそう簡単に解き放たれる程度ではなかった。



「ゆづ、あさっては俺とデートな」



抱きしめたまま真哉が呟く。



「はぁ!?」



突拍子もない言葉に目を丸くする。



明日愛斗と会うって言ったからあさっては真哉と会えって事!?



何それ!?



てか何その張り合いみたいなのは!



「愛斗とは会えて俺とは会えないのか?」



体を離し、真面目な顔で見つめてきた。



「どう・・・したの?なんか真哉らしくないよ?」



いつも自信に溢れていて我が道を行く真哉がこんな風に誰かと張り合ったり子供っぽい一面を見せるなんて。



これもヤキモチから来てるの?



人ってこんなにも変わるものなの?