☆ダブル☆ラブ☆ゲーム

「真哉ってばどーしたの?マジで乗り遅れたらヤバイって!」



私は焦ったように時計の方をチラチラ見た。



「うるせー。そんなん気にすんな」



そう言うと私の視線を時計から外させた。



なにー?一体。



こんな風に引き止めて。



まぁ大体予想はつくけど終電逃したら本当にヤバイんですけど。



そう思ってる私をよそに真哉は話し出した。



「さっき愛斗と何かあったか?」



…やっぱり。



買い出しに行った時の事気にしてたんだね。



でもこんな風に聞いて来るのなんだか真哉らしくないな。



こんなにも余裕がない人だっけ?



嬉しいというよりもすごい不思議に思っちゃった。



「何もない…よ。ある訳ないでしょ」



ちょっとぶっきらぼうに答えてみた。



「いや、なんかあっただろ?ゆづの顔赤かったし様子がおかしかった」



うっ…!



やっぱり見破られてたっ。


するどいなぁ。



そう思ったら急に恥ずかしくなってきた。



「愛斗とキスしたのか?」



真哉の言葉にブンブン顔を左右に振る。



「じゃあ手でも繋いだか?」


ビクッ!



さすがに体が反応してしまった。



嘘つけない自分が嫌になる。



もちろんそれに真哉はすぐに気付いた。



「それだけか?」



私の顔を覗き込む。



その何もかも見透かすような目で見るのはやめて。



てかなんで私が責められなきゃいけないの?



彼氏でもなんでもないじゃん。



真哉目が全然笑ってないんだもん。



正直怖いよ。



「言わないと帰さねーぞ?」


「それはっ…!!」



「じゃあ言えって?」



更に問い詰められるハメになった私は終電の時間も迫って来た事もあって正直に話す事にした。