☆ダブル☆ラブ☆ゲーム

「柚月、手」



愛斗が手を差し伸べて来たから条件反射のように手を重ねてしまった。



そしたらぎゅっと手を握り、愛斗の上着のポケットの中に入れられた。



私の手に愛斗の温もりが広がる。



恥ずかしそうに愛斗の顔を見ると、満足そうに笑ってみせてきた。



ヤバイな・・・ドキドキしてくるよ。



愛斗、また少し大胆になってきた?



いつも愛斗の行動には驚かされてばかりだけど、まだ慣れない自分がいるよ・・・



当たり前か。



一時は本気で好きになった人なんだから。



今は保留中とはいえ、こんな事されたら胸が熱くなっちゃうよ・・・。



そういえばこの道、真哉とも手を繋いで歩いたな。



『真哉手、離して?私男女の友情はキッチリするタイプなの』

『なんだよ手くらい、いいじゃねぇか』



そう言って真哉も離してくれなかったな。



その事を思い出すとなんだか急に繋いでる右手に罪悪感がのしかかってきた。



一体私はいつまでこんな事を続けるのかな?



二人の男の間を行ったり来たりして心揺すられて。



いつかはちゃんと答えが出るのかな?



保留中っていってもいつまで保留にしておくのかな?



どっちかを傷つけるなんて私には無理だから・・・このままで居たいって気持ちが正直大きい。



でもそんなのズルイよね。卑怯だよね。



いつかは答えを出さなきゃいけない。



そう思うと心が苦しくなってきた。