☆ダブル☆ラブ☆ゲーム

「あーもーツイてない!最後まさか追い抜かされるとは思わなかったねぇ!超悔しい!あともうちょっとで行かずに済んだのに!」



ゲームの事を思い出すと本気で腹立だしくなる。



ピューピューと吹き荒れる極寒の中買いだしに行かされるとは・・・



「いや、俺はツイてるけど?」



愛斗の言葉に顔を上げる。



寒さで思い切り目を開ける事はできないけど、愛斗温かな目で私を見つめていた。



「え・・・?なんで?」



「こうでもしないと柚月と二人きりになれないから」



ドキン!



一瞬私の心臓は飛び跳ねたけど



ん!?



てことは・・・



「え!?だからわざと負けたの!?」



ヒドイ!と愛斗を叩く素振りを見せたら慌てて「違う違う」と否定してきた。



「ゲームは本気で負けたよ!でも結果的にこうして二人きりになれた事が嬉しいってだけ!」



「本当かなぁー?」



私は思いっきり怪しんだ目で愛斗を睨む。



「本当本当!じゃなきゃ柚月をわざわざこんな寒い中出歩かせないって!」



なんかいまいち信用できなかったけど「許そう」と私が言ったら愛斗は優しい笑顔を見せてくれた。