☆ダブル☆ラブ☆ゲーム

「ゆづには分からないかぁー?俺のこのブレザーの着こなしが。てかなんでも似合うだろ?」



「ぜ、全然っ」



私のぶっきらぼうな態度にクミが「?」顔をしていたけれど、すぐにパッと笑顔になって話題を変えてきた。



「てかクリパー大丈夫だって!みんなでやろっ!」



クミの言葉にみんな笑顔で応える。



そして夕飯はどーするだの何するだのわいわいと話に花を咲かせ始めた。



当然真哉もその話に積極的に参加している。



さっきよりも近くなった真哉の唇を時々見ては逸らしたりと私は全然話に集中できなかった。



なんだろう・・・この感じ。



真哉の気持ちを知ってからだいぶ日が経っているけど、今になって心がざわざわと動き始めている。



それは真哉とキスをした事を思い出したせい?



またあの時と同じ状況になろうとしてるから?



・・・理由はなんであれ意識し過ぎだよ。



バカみたい。



平然を保たなきゃ。



じゃないと無意識のうちに真哉を目で追っちゃうから



正々堂々と戦おうとクミは言っていたけれど、やっぱり真哉を目で追ってるなんてバレたくない。



卑怯かもしれないけど、やっぱり私はクミを意識しちゃう。



クミが真哉を好きな以上



真哉を意識するわけにはいかないよ。



当日も意識せずにいられるか不安だったけれど



頑張ろうと心に決めた。