「ごめんね。なんか友達に気を使わせちゃって」



「大丈夫大丈夫!あの子達ちゃんと融通聞くから」



「そう?ならよかった」



愛斗は安心したように笑った。



「とりあえず座ろっか?私を引き止めた代わりにジュースくらいオゴってくれるよね♪」



「もちろん」



私のお願いに嫌な顔せず応えてくれるなんて



やっぱ優しいんだね愛斗は。



「どれにする?」



お金を入れて点灯してるランプのボタンを指で指しながら聞いてきた。



「んーとね。カフェオレがいいな」



「了解」



長い指でボタンを押すと



取り出し口がガコンと音を立てた。



「はい」



「わーい♪やったねありがと♪」



カフェオレを手渡されると大袈裟に喜んでみた。