☆ダブル☆ラブ☆ゲーム

「・・・いいなぁ柚月は」



「え?」



「この贅沢者めっ!!」



そう言うとクミが髪をクシャクシャっといじってきた。



「ちょっ!やめてぇ!乱れるっ」



クミは手を止めると今度は右手を差し出して来た。



その手を見て私が「?」顔をしていると



「これからはライバルとして正々堂々戦おっ!須堂くんが柚月を好きでも私諦めないから」



そうクミは堂々とライバル宣言をしてきた。



一瞬躊躇ったけど、クミの手をしっかりと握り



静かにコクンと頷いて見せた。



・・・・クミ



クミは強いね。



私だったらこんな風に相手を認める事なんてできないかも。



ううん。その前にきっと諦めてる。



なのにクミはどんな事があっても真哉を諦めないんだね。