☆ダブル☆ラブ☆ゲーム

『須堂くんが自分の事好きな事気づいてて私が舞い上がってるの見て心で笑ってたんでしょッ!?』



・・・やっぱりそう思われるよね。



「違う・・・誤解だよ・・・」



今の私が何を言ってもダメな事は分かる。



でも分かって欲しい。



クミは大事な友達。



わざと傷つけようとした訳じゃないんだよ。



クミの為を思って言わなかったんだよ。



言わない事が優しさだなんて思わないけど・・・言えなかったんだよ。



『友達の好きな人をよく平気で盗れるよね!桜井くんも元々はマイミの好きな人だったじゃん!すっごい悪趣味だね!』



クミの罵声は勢いを弱める事なんか無かった。



完全に怒りが爆発してる感じ。



誤解なんか解けそうもない。



真哉とキスした事、好きになりかけてた事



それは紛れもない事実だから。



完全に否定できないから。



今の私がクミに言える事なんて何一つも無いんだよ。



『マジ最低だね!信じらんない!柚月がそんな女だったなんて知らなかったよッ!マジウザイ!』



プツッ・・・・・・



ツーツーツー



そこで電話は切られた。