むしろ逆。



サーっと気持ちが引いていくのが分かった。



先輩があまりにも勝手で、いい加減で



別れた後もこんな男を想っていたのかと思うと本当に呆れる。



美化されていた先輩とも思い出も砂くずのように一気にサーっと崩れていったよ。



真哉と愛斗も巻き込んじゃって最悪だったけど



今は先輩にもう一度会えた事を感謝してる。



先輩に未練は無い。



それに気づいたから。



つまり私には何も障害はなくなった。



後ろを振り返る理由が無くなった。



立ち止まる理由も無くなった。



ていう事は・・・