☆ダブル☆ラブ☆ゲーム

「ね、逆に質問していい?」



私が呆然としていると今度は元カノさんが聞いてきた。



「あ、ハイどうぞ」



「さっきの子は真ちゃんの彼女?」



ちょっと心配そうにそう聞いてきた。



私は思わず愛斗の方を見る。



今まで黙って私達の会話を聞いていた愛斗だけど



空気を読んだのか真っ直ぐ元カノさんを見てこう言った。



「彼女になる予定です」



愛斗の思い切った言葉に私は感動した。



ここでバカ正直に「あの子が勝手に真哉を好きなだけです」とか「一回フラれてます」なんて答えてたら



きっと私は愛斗に幻滅してたと思う。



でもやっぱり愛斗はステキだね。



クミの気持ちちゃんと考えてくれてる。



こういう所好きだなぁ・・・。



「そっかぁ~・・・そうだよね。やっぱり同じ高校生の子と付き合うべきだよね」



元カノさんは寂しそうに笑った。



ちょっと胸がチクンと痛んだけど、クミの為。



ここはこの人に諦めてもらわないと。



「ふふ。私実はまだ真ちゃんの事忘れてないの。でもあの子に悪い事しちゃったね。ゴメンネって言っておいて」



「あっ・・・」



「じゃあ真ちゃんにヨロシクね!」



そう言うと元カノさんは人ごみの中消えて行った。



なんだかかわいそう・・・。



でもいい人なのかもしれない。



真哉の事は渡せないけど



どこかで幸せになって欲しいって思ったよ。