☆ダブル☆ラブ☆ゲーム

「ムカつく!あの女!」



私がポロっと本音を漏らすとクミがハッと顔を上げた。



「ムカつくよねぇ!?そう思うよねぇぇ!?」



涙を流し、目を真っ赤にしながら同意を求めてくるクミ。



私は思いっきり首を縦に振る。



「クミ!逃げてちゃダメだよ!学校まで来るなんて今も絶対真哉の事好きに決まってるんだから奪い返して来ようよ!」



そう言うと私はクミを立ち上がらせた。



涙を拭ったクミはキッと表情を硬くさせて真哉達の元へと力強い足取りで向かった。



私も後について行く。



そんな私達の姿に気づいた真哉は



「おかえりー」



と、のんきな事を言って来た。



「須堂くん!そろそろ交代の時間じゃない!?教室行こう!」



クミはさっきまで泣いてたとは思えないくらい力強く真哉の腕を引っ張った。



こういう所強くて羨ましい。



カッコイイよクミ。



「え?まだだろ?適当に他の奴に任せておけよ!」



「いいからっ!」



行く気が全然ない真哉を無理矢理校内へと連れて行くと



その場には私と愛斗と元カノが残された。



元カノは真哉の方を寂しそうな目で見つめている。



絶対まだ好きだなって直感する。



私はそう思ったら黙ってる事なんかできなかった。



「真哉と付き合ったって本当ですか?いつからですか?」



そう冷たい声で聞いた。



私の問いかけに視線を真哉から私に向ける。



キレイな目が合う。



うっ・・・やっぱ綺麗。



でも負けない!!



「本当よ。真ちゃんが高校入ってからだからそんなに長くはないんだけど・・・」



と、優しく微笑みながら答えてくれた。



ん?




なんだかとってもいい人な気がしてきた。



私の戦闘態勢が少し緩和される。