「う.....ん」



まだ暑さが抜けない9月。



強い日差しがカーテンから透けて部屋を照らす。



蒸し暑さが私の体をじんわりと汗で濡らしていた。



まだ脳が完全に覚醒していない状態でベッドから起き上がり



香ばしいコーヒーの香りが漂っている一階へと降りる。



そして朝食を食べて身支度をして制服に着替える。



もちろん髪はストレート。



巻く元気は無い。



ママが見送る中、家を出る。



今日からまたいつもと変わらない学校生活を送る事になるんだ。



このリズムがまた冬休みまで続くのだ。



変わるのは制服と季節と気温だけ。



私の気持ちも変わるだろうか?