何も言わないで行っちゃうんだ。
やっぱ私が変な事を言ったからかなぁ。
なんか最後の最後で台無しにしちゃって悪かったなぁ。
ちょっと自己嫌悪になって反省していると、扉が閉まる音と共に「ダンッ!」と大きな足音がした。
ビックリして見上げるとそこには息が上がった愛斗の姿があった。
「・・・え!?愛斗、降りなくていいの!?」
まだ電車がある時間だから引き返せばいい話だけど
真剣な顔をして私を見下ろしている愛斗は何かを伝えようとしているように見える。
ううん、伝える事があるからあえて降りなかったんだ。
なんだろう?
私が不思議そうに見つめていると
「・・・送るよ」
そう静かに言うと空いた隣の席に腰を下ろしてきた。
「どうしたの?」と言おうとして愛斗の顔を見た瞬間
急に私の手が暖かいものに触れた。
確認するようにその部分を見ると、私の手は愛斗の手によって握られていた。
驚いてもう一度愛斗の顔を見ると、私の事を見ずにただ真っ直ぐと視線を向けていた。
そんな愛斗の態度が何を示しているのか全く分からなかったけど
なんだかそれ以上話しかけちゃいけないような気がして、私も黙って前を向いて静かに電車に揺られた。
やっぱ私が変な事を言ったからかなぁ。
なんか最後の最後で台無しにしちゃって悪かったなぁ。
ちょっと自己嫌悪になって反省していると、扉が閉まる音と共に「ダンッ!」と大きな足音がした。
ビックリして見上げるとそこには息が上がった愛斗の姿があった。
「・・・え!?愛斗、降りなくていいの!?」
まだ電車がある時間だから引き返せばいい話だけど
真剣な顔をして私を見下ろしている愛斗は何かを伝えようとしているように見える。
ううん、伝える事があるからあえて降りなかったんだ。
なんだろう?
私が不思議そうに見つめていると
「・・・送るよ」
そう静かに言うと空いた隣の席に腰を下ろしてきた。
「どうしたの?」と言おうとして愛斗の顔を見た瞬間
急に私の手が暖かいものに触れた。
確認するようにその部分を見ると、私の手は愛斗の手によって握られていた。
驚いてもう一度愛斗の顔を見ると、私の事を見ずにただ真っ直ぐと視線を向けていた。
そんな愛斗の態度が何を示しているのか全く分からなかったけど
なんだかそれ以上話しかけちゃいけないような気がして、私も黙って前を向いて静かに電車に揺られた。
