☆ダブル☆ラブ☆ゲーム

「優しいけど、近づけられないんだよね、なんだか」



私がなんとなく発した言葉に愛斗がこう言った。



「......クミちゃんに遠慮してるんじゃない?」



愛斗の予想外の言葉に真哉達を追いかけてた視線を一気に愛斗の方へと戻した。



「えッ!?知ってたの....!?」



「あ、うん。就業式の時に聞いた」



「ったく真哉のヤツ~!女の子の気持ちを簡単に人に話すなんて!」



ちょっと怒ったような言い方をして真哉の方にまた視線を戻した。



確かに愛斗は仲いいかもしれないけど、そんなすぐに相談というか話すなんて!



私にも話してきたし、真哉にとってクミの告白はそんな大事な事じゃないのかな?



告られ慣れてるっぽいからありえそうだよね。



「....柚月は真哉の事どう思ってるの?」



私が考え込んでいるとそう愛斗が聞いてきた。



「え?真哉?うーん......今までバカな男友達程度にしか思ってなかったし、クミの気持ち知ってどう接していいか分からなくなったよ」



何とも言えないこの感情をどう表現していいか分からなかったけどそう曖昧に答えてみた。



「そか....」



愛斗はそれ以上何も聞かずに視線を私から砂浜へと移し、パチパチと音を立ててキレイに咲いている花火を見つめた。