☆ダブル☆ラブ☆ゲーム

「ちょっと肉焦げてるしぃ~!!」



「海谷なぁ~女なんだから肉くらい綺麗に焼けよっ!」



「うっさいバカ太陽!!」



夕日が完全に傾いた頃



私達はやっとバーベキューらしい形になっていた。



辺りを見渡すとビーチにはたくさんの煙が漂い、笑い声が響き渡っている。



今年の夏は最高だなぁ。



楽しすぎてこのままずっと時が止まればいいのに



....なんて思ってしまうほどだ。



「あ、イタっ!」



「柚月大丈夫?」



少し動いただけで肌と服が擦れて焼けた肌に痛みが走る。



それに気づいた愛斗がすかさず声をかけてくれた。



「何かちゃんと塗った~??」



「もちろん日焼け止め何度も塗ったよ~」



「ローションは?」



「ローション?塗ってない」



「ちょっと待ってて!」



愛斗は持っていた紙皿を私に預けると、かばんが置いてあるシートまで小走りで向かった。



そして何か手にして走って戻ってきた。



「これ、塗ってあげるよ!」



愛斗が持っていたのは透明の液体が入った青いボトルだった。



「ごめん、ありがとう」



「俺もよく部活で日に焼けて痛い思いしてきたからちゃんとローション塗ってケアするようにしてんだ」



なんか女のクセに愛斗に教えてもらってるなんて、少し恥ずかしくなる。