「何?柚月」
「つか呼び捨てやめてくんない?」
「なんで?じゃあ『ゆづっちゃん』がいい?」
真哉はわざとくだけて言ってみせた。
「何それ。ヤダよ。誰もそんな風に呼んで来ないし」
「ゆづっちゃん♪」
「真哉ッ!!」
「ははっ!ウケんなお前!」
須堂は人懐っこい笑顔を見せた。
見た目からは想像つかない程の屈託のない笑顔。
なんだ
こいつ
こんな風に笑うんだ
やっぱ意外と付き合いやすいかも。
「真哉ぁ~!!」
うちらが席で話していると
教室のドアから一人の女子が少し怒ったような口調で真哉を呼んだ。
見た事ないギャル。
違う棟のクラスかな?
「おーう!今行く!んじゃなっ!柚月」
そう言いながら私の頭をポンっと軽く叩くとそのギャルの方へと歩いて行った。
