☆ダブル☆ラブ☆ゲーム

「・・・いいな。俺もその人みたいに想われたいよ」



「愛斗の事好きな女の子たくさんいるじゃん」



「え?いないよ。でもなんだろう・・・ただ人に好かれるんじゃなくて、自分が好きな人に同じくらい愛されたいな。まだそれがどんな感じなのか知らないけど、きっとスゴク幸せな事なんだろうな」



「うん。自分が好きな人に愛されるって本当奇跡に近い事なんだよね」



そう言って二人はしばらく黙ったまま窓の外を見つめた。



恋愛ってそう簡単に成就しないって事が身に染みて分かる。



きっと愛斗も今の好きな子に振り向いてもらえなくて



もどかしい気持ちでいっぱいなんだろうな。



一体どんな子なんだろう・・・??



少し真剣な顔して窓の外を見ている愛斗の横顔から



小さくて青い炎が燃えているように見えた。



きっとこの先愛斗は燃え上がるような恋をするんだろうね。



私もリュウキ先輩に対してそうだったかのように



熱くて、激しくて



自分では止められないような感情が体の中をぐるぐるして



そんな強い思いが込められた恋をするんだろうね。



私は心の中で愛斗の恋が実りますようにって



小さく祈った。