☆ダブル☆ラブ☆ゲーム

「・・・雨なんかヒドくなってきたね」



私は目線を窓の外に移し、ぼんやりと呟いた。



「帰りは送っていくよ」



「え?いいよ~方向違うし」



「でも柚月傘ないでしょ?」



「そうだけど・・・どっかで買えばいいし、平気」



「いいや、送るよ」



愛斗の目はまっすぐでこれ以上断る必要がなさそうに感じた



「じゃあ・・・お言葉に甘えて・・・・」



私の言葉にふっと優しく笑ってくれた。



愛斗といると落ち着くなぁ。



リュウキ先輩といると常にドキドキしちゃって落ち着かなかったな。



見つめられると息ができなくなりそうだし



触れられると心臓が壊れそうなくらいドキドキした。



あんな激しい感情を生み出してくれるのは



きっと後にも先にもリュウキ先輩しかいない気がする。



でもそう思い込んでたらいつまでたっても先輩の事忘れられないよね?



でも忘れるなんてできないよ・・・・・



だって



まだこんなにも思い出すだけで胸が締め付けられるんだもん・・・