「ゴメンネ愛斗。でもなんで降るって知ってたの?」
「実は携帯で天気見たら予報が変わってたから部室にある置き傘を持ってきた」
そう言って愛斗は傘を広げて見せた。
私は慌ててちょっと遠慮がちに傘の中に入った。
愛斗の傘は大きくて二人で入っても十分濡れない大きさだった。
でも少し見上げるとすぐそばに愛斗の顔があるからちょっと意識しちゃう。
いつも一緒にいるけど、こうやって密着して一つの傘に入るだけで
どこか別の人のように感じるのはナゼ?
「柚月濡れない?」
私があまりにも見てたせいか視線に気づいて愛斗が聞いてきた。
「うん大丈夫!私雨嫌いじゃないし」
「そうなの?」
「うん。雨のおかげで植物や木が潤されるからありがとうって感謝したくなる」
なんて冗談で言ってみたんだけど
「・・・・柚月らしいな」
柄にもなく何言ってんだよと言われるかと思ったけど
意外にも愛斗は納得した様子でいた。
「そうかな?」
「うん、本当に優しい子だね」
愛斗の中の私はどんな女なのか不思議に思ったけど
男の子にそういわれると思わず照れる。
でも愛斗の前でも梅雨早く明けないかなとか言わなかったっけ?
雨なんて巻きが取れるから大嫌いなのに
愛斗は一体私のどこを見てるんだろう?
「実は携帯で天気見たら予報が変わってたから部室にある置き傘を持ってきた」
そう言って愛斗は傘を広げて見せた。
私は慌ててちょっと遠慮がちに傘の中に入った。
愛斗の傘は大きくて二人で入っても十分濡れない大きさだった。
でも少し見上げるとすぐそばに愛斗の顔があるからちょっと意識しちゃう。
いつも一緒にいるけど、こうやって密着して一つの傘に入るだけで
どこか別の人のように感じるのはナゼ?
「柚月濡れない?」
私があまりにも見てたせいか視線に気づいて愛斗が聞いてきた。
「うん大丈夫!私雨嫌いじゃないし」
「そうなの?」
「うん。雨のおかげで植物や木が潤されるからありがとうって感謝したくなる」
なんて冗談で言ってみたんだけど
「・・・・柚月らしいな」
柄にもなく何言ってんだよと言われるかと思ったけど
意外にも愛斗は納得した様子でいた。
「そうかな?」
「うん、本当に優しい子だね」
愛斗の中の私はどんな女なのか不思議に思ったけど
男の子にそういわれると思わず照れる。
でも愛斗の前でも梅雨早く明けないかなとか言わなかったっけ?
雨なんて巻きが取れるから大嫌いなのに
愛斗は一体私のどこを見てるんだろう?
