☆ダブル☆ラブ☆ゲーム

「体調大丈夫なのか?」



先生にバレないようにコソコソと話しかけ続けてくる真哉。



この前の事を話題にしてくるって事は覚えてないのかもしれない。



でも確証はないから内心ドキドキが止まらない。



「う、うん。もう全然平気」



「ふぅん。ならいいけど。みんな心配してたぞ。朝起きたらゆづいねぇんだもん」



「ごめん」



真哉の顔をまともに見る事ができないから



顔だけ横に向けて一言返すのが精一杯。



私の「話しかけないでオーラ」に気づいたのか



それ以上真哉は話しかけて来なかった。