頭の中でずっとぐるぐるとおとといの映像が流れている。



あの後真哉はキスをしてきたかと思うと、すぅっと眠りについてしまった。



一人取り残された私は一度ベッドから起き上がり、部屋の隅に座って状況を整理しようとしていた。



きっと真哉は酔った勢いでしてきたんだ。



明日になれば覚えてないだろう。



そんで私も普通にしてればいいんだ。



そう。



私達の間で今夜何も起きてない。



大丈夫。私も忘れよう。