見つめ合う私達の間で静かに時計の針の音と寝息の音が流れる。



そしてほんの少しだけ心音も・・・



これは私の?それとも真哉の?



硬直状態でかすかに聞こえる音を聞いていると真哉が口を開いた



「・・・・して・・・いいか?」



今一番言っちゃいけない言葉だ



そんな事言われても・・・私・・・



「ダ・・・メだよ」



そう言うのが精一杯



体中に真哉の鼓動と体温を感じているこの状況で私はまともな判断ができなくなってる。



「ダメだよ」じゃなくて「嫌だよ」でしょ?



しっかりしなよ柚月!



いつものあんたらしくないよ!



ビシっと真哉に言ってやりなよ!



頭の中で違う私が叫んでいる



けど・・・・




けど今の私は・・・・・・