大好き!

「あ、優衣ちゃん。これ、お財布。」

「すみません、ありがとうございます…。」


十数分後。
無事財布をゲットし、店長にお礼を言った。


「では、失礼します…」

「…あら?あの人、優衣ちゃんの彼氏じゃない?」

「…え?」



店長の目線の先にはちょうど店の前の曲がり角を曲がった田原くんがいた。


「…会わなくていいの?」

「……行ってきま、す…!」



彼氏じゃないです、なんて言い訳も忘れて店を飛び出た。