大好き!

「…優衣、ちゃん…?」


俺のその声に振り向いたその子。
暗闇の中優衣ちゃんの目に溜まる涙がキラッと光って見えた。


「てめえ!何やってんだよ!!」



俺の声でタジタジとうろたえ、中年男性は逃げ出した。


ペタンとその場に座り込んでしまった優衣ちゃん。


「…大丈夫?立てるか?」


怖がらせないよう、優しく、優しく声を掛ける。


「たはら、くん…、ありがとう…!」


事情を聞いて、イライラと腹がたってきた。あの野郎、優衣ちゃんに…!!