大好き!

そうして、すべての客が帰ってしばらくした後。

俺は槙原愛美に近づいた。



「えっと、槙原愛美…ちゃんだよね?」

「え?、…あ、はい!…何ですか?」


突然話し掛けられて、驚いた様子だ。


「さっき一緒にいた子って…いとこ?」

「そうですよ。超かわいいでしょ!自慢のいとこなの!」

「…ふーん、名前は?」

「…え、槙原優衣ちゃん…だけど。」

「そっか。ありがと。」


よし、これで電車の中で話し掛ける理由が出来た。1人満足していると、


「もしかして田原くん、優衣ちゃんのこと狙ってるの…?」


不審げに槙原愛美が聞いてきた。