大好き!

それはさかのぼること1週間前のこと。


「優衣ちゃんっ、ひさしぶりー!」

「愛美ちゃん!ひさしぶりだね。」


私に声を掛けてきたのはいとこの愛美(あみ)ちゃん。私の4つ年下で、中学2年生。家はちょっと遠いけど、昔は毎週会うくらい仲が良かった。


そんな私は槇原優衣。高校2年生。
私が高校生になって、会う機会が減った私たちだけど、今日はひさしぶりに愛美ちゃんが私の家に来てくれた。


「愛美ちゃん。今日はどうしたの?」

「あのね、優衣ちゃんにこれ持ってきたんだあ!」


そう言って愛美ちゃんが見せるのはチラシとチケット。

「…ダンス、ステージ…?」