私が泣き止んでから事情を話した。 「…大牙はそんなことしないよ?ちゃんと話した方がいいと思う。」 私にはなかった``話す''という考えを逢沢くんは教えてくれた。 「ありがとう。逢沢くん…話し合ってみる!!」 私は音楽室を後にした。 「あんなこと言うつもりじゃなかったんだけどな…」 っていう逢沢くんの呟きも聞かないまま。