ピピッ..ピピッ...




『んん〜…

あ、朝だぁ』



壁一面の窓にかかった
カーテンの隙間から朝日が差し込んでいた。



今日から姫華は学校が始まる。



『今日は早く起きれたな

用意しよっと』



ベッドから降りて
布団を軽く整える。


一通り用意し終わって
制服の前にたたずむ姫華。


『ブラウス…
おへそ見えちゃうじゃん

チョーカーも恥ずかしいなぁ』


考えた末、チョーカーを
ポケットにしまうことにした。


『さてと
食堂に行かなきゃ!』


ピンポーン


カバンを掴み
靴を掃いているとチャイムが鳴った。