THE★イケメン男子校inPRINCESS



『あっ…』



雪「圭っ!」



ドアの向こうから顔を覗かせたのは
昨日、寮を案内してくれた圭だった。




今日も綺麗に輝いている
マンダリンオレンジの髪を
くしゃくしゃと掻き
前髪は少しの束になって留めてある。



『圭っ』



このなかで一緒に居た時間が
一番長いせいか
私の緊張が綻んだ。