峰寺先輩は眼鏡を
くいっと正す。
なにをしても様になる、とはこの事だ。
清「あぁ、
全員揃ってから話すよ」
先輩は意味深な言葉を残して
また資料と睨めっこ。
(全員?
全員ってなによ?
私がここにいる意味も分かんないし…)
悶々と考える。
(…ま、いっか♪)
私はみんなから【お気楽者】と
言われることが分かった気がした。
ふと雪くんに視線を移すと
口をヘの字にしてなにか考えている様子。
そして雪くんは突然口を開いた。
雪「ねぇー清ちゃん…
全員ってさぁ〜もっかしてあと…3人だったりす」
「おはようさーん♪」
雪くんの問いは
誰かの陽気なあいさつによって遮られた。


