(きもちぃ〜…)
少し開いた窓から
そよそよと流れる風と
4月の暖かさに
まぶたが重くなってきた…
峰寺先輩はムズカシイ顔で
資料を読んでいる。
話しかけれるような雰囲気ではない。
それにしても…
【峰寺】先輩
ってやだなぁ。
ポケー…とたそがれていたそのとき…
ダダダダダーーッ!!
と廊下から凄い音。
鳴り止んだかと思うと
この会議室のドアが
蹴破られるように開けられた。
(だ…だれ?)
峰寺先輩もチラッとドアの方に
目をむけた。
清「あ…雪」
先輩が呟いた。
『え…?雪?』
発音がちょっと違うか…。


