THE★イケメン男子校inPRINCESS



「えらい遅うから心配しとったんやで!」




ちょっと強い口調とは
違う優しい笑みで私の前に屈みこむ。





『スミマセン…
遭難しちゃって…』





私は座り込んだまま
ペコリと頭を下げた。



「―…っ//」




顔をあげると
彼は頬をほんの少し紅潮させていた。





「そや…
ちょい案内せえへんとな」



片手で顔を隠し
そう言って彼は私の腕を掴み
勢いよく立ち上がった。




『キャ…ッ』