「…どうせタメだろ? 呼び捨てでいーよ」 彼は紅い前髪を掻きあげ ながら言った。 その姿が綺麗で格好よくて、 高校生に見えなくて、 見惚れてしまった。 「おい?」 『あっゴメンね ぼーっとしちゃって』 内心とっても焦りました。 『どうしようかな…』 『んーじゃあ …りゅう、龍は?』 「…」 『りゅう…?』