『なにこれ…』 私が通っていた学校より はるかに広そうな敷地に お城のような建物が たくさん立っている。 『すごっ…』 しばらく圧倒されてると、 紅髪がまた歩き出した。 「こっち」 『あっうん』 私はまた置いてかれないように 小走りで後を追った。 ―――…… 「ここ」 私は金ピカのドアの前に たっている。 (趣味悪い…) 「どした?」