『理事長室…』 「連れてってやるよ」 『え…』 (実は優しい!?) 「行くぞ」 紅髪はくるっと方向を変え すたすたと歩き始めた。 (はやいっ!) 身長が180くらいありそうなので そのぶん脚も長く、 チビの私と1歩の長さが違う。 私は置いていかれないように 小走りでついていった。 ―――…… ジャングルから少し 横道に入ると 広場のようなところにでた。