『え?男子校―…?』


「そう♪」


『ちょ…ちょっと待ってよ!』


───……

事の始まりは昨日の夜、
同じ高校に通っている
親友の桜とショッピングを
終えてからだった。



『ただいまー!』


「おかえりー♪あとでリビング来なさいねー♪」


のちに鬼だと思ったママのご機嫌な声。


『はーい』


これまたご機嫌だった私はこの後
とんでもない事実が
知らされることを知るはずもなく
自分のMYピンクルームのドアを開けた。


バンッ


『な…なにこれーっ!?』