私は開いた口がふさがらないとは
このことだな、と
よく分かった。
「お嬢様、出発いたしますよ。
では奥様、お嬢様はわたくしめにお任せを」
『ちょ…「三井さん♪
任せたわよ♪」
な…なんなのよぉ、
勝手に話進めてぇ
『まっ「じゃーね♪姫華ちゃんっ♪
満によろしくね♪」
「では、行って参ります」
窓ガラスがしまって
リムジンが発車した。
ママは手をふっている。
『せ…説明してよぉ〜!』
私の雄叫びが
リムジン中に響き渡り、
学校に着くまでの
数時間、ただ呆然としていたことは
言うまでもない…。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…