「ねぇ、」 「ん?」 「別れてくんないかな。」 「え………?」 それは突然だった。別れを告げるチャイムがなる。 今、あたしにとっての初恋が、終わろうとしている。 「俺さ、たぶんナオのこと幸せにできない。悪い、別れよう。」