「君のモテる確率を計算しようか? 」
「それいいね、駿府。数字で見れば、あきらめもつくだろうから」
「じゃあ、早瀬、データを」
「よし」
そう言うと、カバンの中から電卓を出して、おもむろに叩き始める。
横に座っていた友達らしき学生も、同じ様に何かを書き始めた。
どうやら、本気で彼のモテる確率の計算に入ったようだ。
「桜園女子の人数間違ってるぞ」
「積分して……、駿府、松竹女学院は入れる? 」
「一応入れておいて」
そんな2人の真剣な会話を無視して、隣の席に居たオールバックの詰め襟に話しかける晴斗。
「三次、なあ……」
「なっさけねぇ、ホレ、これを見ろ。そんで好きな店選べよ」
「それいいね、駿府。数字で見れば、あきらめもつくだろうから」
「じゃあ、早瀬、データを」
「よし」
そう言うと、カバンの中から電卓を出して、おもむろに叩き始める。
横に座っていた友達らしき学生も、同じ様に何かを書き始めた。
どうやら、本気で彼のモテる確率の計算に入ったようだ。
「桜園女子の人数間違ってるぞ」
「積分して……、駿府、松竹女学院は入れる? 」
「一応入れておいて」
そんな2人の真剣な会話を無視して、隣の席に居たオールバックの詰め襟に話しかける晴斗。
「三次、なあ……」
「なっさけねぇ、ホレ、これを見ろ。そんで好きな店選べよ」


