「なんにもしねーでモテるお前らに、俺の苦労が分かるか! 」


2人は、互いの顔を見合わせて、肩をすくめる。


いかにもガイジンといった素振りだが、彼らがするとどこかサマになっていた。


しかし、何か隠しているような様子に気づいた駿府は、晴斗の背中を押す。


「しっかりしなよ」
「うるせぇー、へコんでんだよ」
「It's a pity」
「ザンネンネー、メールアドレスgetシタノニ」


その言葉を聞き、ガバッと顔を上げる。


「俺のために? 」
「トモダチナラアタリマエー」