サワーチェリーパイ

「御花台じゃぁ無理だよなー、だって俺ら東京一のバカ学校だぜ」
「相手は偏差値70、どう考えてみても不利だ。諦めろ」


深く同情した様に、2人がポンポンと肩を叩く。


でも晴斗は、陽生の存在が気になって仕方なかった。


例え自分が東京一のヤンキー高校の生徒で、相手が偏差値70だとしても、愛さえあれば何とかなるとでも考えていたのだろう。


そんな時、不意に三次の携帯が鳴る。


「メールかよ、ったく」


不機嫌そうに開けた携帯を虹太が覗き込む。


「ミミちゃんからだぜ、うははー」
「ってめ、見んなよ」