結局、白ブリーフがもたらした最悪の笑いに負け、陽生をモノに出来なかった晴斗が傷心のままソウルダイナーに現れると、マーティンが暖かく出迎えてくれた。


「ハルトー、チャント make love デキター? 」


その問いかけに、首を横に振る彼。


「no! マンマミーア」


アーリオは心の底から同情した顔になり、天に向けて十字を切る。


「かわいそうだが、この中でチェリーはお前だけになったぞ」


虹太がそう告げると、御花台の2人が照れくさそうな顔をした。


「メガネっ子の割にはがんばったな、お前ら」
「失礼な、僕たちは互いのパートナーと愛を確かめあったっだけだ」


駿府は珍しく携帯を片手に反論し、早瀬は一人前の男のように腕組みをしてうなづく。


要するにあの後、2人はインターナショナルの彼女達の手により、オトコになったらしい。