サワーチェリーパイ

「hey! ハルト! 」


ギターを抱えたマーティンは、両隣に女の子をはべらせ上機嫌だ。


「ハルキー、ヨクキター」


陽生が来た事で安心し、アーリオは挨拶代わりにほおへキスをする。


ムッとなる晴斗だったが、ここは外国だと思って何とかやり過ごした。


「よぉ」


三次は例の彼女と、その子供達3人の相手に忙しく、特に歓迎はしない。


「あの子供達は? 」
「三次の彼女の子供、あいつ子持ちの24歳ナースと交際中なんだ」