サワーチェリーパイ

昔から追いかけているけれど、多分可能性は無い樹か、クロウトとしか付き合わないという三次。


どちらに転んでも、幸せにはなれそうにない。


「どっちって聞かれても困るな。だいたい、樹は幼なじみだし、三次は仲間だし」
「俺さ、そういうの良くないと思う」
「なんで? 」
「どっちにも失礼だろ」


意外なことを言われたなと、陽生はガックリと頭を垂れる。


「2マタ掛けてるつもりは無い、大体、三次はあたしの……」
「何だよ」
「あー言いたくない」


髪の毛をかきむしりながら悩む様子に、晴斗は頭の中が混乱し始める。