止めよう。 枢義君に自分から構うのは。 話しかけられた時だけ返せばいいよね? そう心に決めた。 「あーあ、枢義様に怒られてしまいましたわ。 ……鈴那さんって勉強できます?」 考え事をしていたら、隣から雅ちゃんの声が… って私頭いいの? 自分じゃよくわかんない。 「鈴那は賢いよ。」 悩んでいた私を見ていたのか、湊がうまくフォローしてくれた。 ……私は湊がいれば十分だよね。 幼馴染みだし、優しくしてくれるし… きっと私は湊に甘えてるだけなんだ…… *鈴那side(END)